在名古屋ブラジル総領事館の新しいオンライン申請システムについて最新の状況をお届けしたいと思います。
少し前の投稿記事でも書きましたがコロナによる営業自粛制限が始まってから在名古屋ブラジル総領事館では対応を完全オンライン予約制とし、申請書類作成もオンライン上で行うようになりました。
今まで紙ベースで作成していた全ての情報をインターネット上で入力し総領事館に送信、同時に、提出する書類の写真やスキャンなどをアップロードし、内容について領事館の確認が出来次第、領事館に行く日を予約できる。 そんな感じです。
これによって領事館では、申請内容についての提出書類などが正しいかどうかの確認を事前に行うことができるようになったため、領事館での手続きの時間自体は非常に短くなりました。(先日は30分以内で二つの手続きが完了していました)
一方で、インターネット上で申請書を作成し、添付書類のアップロードが済まないと領事館に行く日の予約ができないため、とりあえず領事館に行って質問をしたい、確認をしたいと言う事はできなくなりました。
問い合わせはすべて領事館に対してEメールを送る必要があります。
メールは日本語でもポルトガル語でも対応していただけており、返信は翌々日には帰ってきて感じです。
このシステムについて個人的には2点ほど問題があると思っています。
1つはこのオンライン申請書作成ポルトガル語にして現時点では対応していないこと。
日本で生まれ育ちポルトガル語がわからないブラジル国籍の方には障壁を感じるかもしれません。ポルトガル語のわかる知り合いがいないと、さらにはパソコンないしはスマホが無いと、なかなかコトが進まないことになると思います。
もう1点は例外的なケースに対応できないと言う点があると思います。
つまり例えばパスポートが失効しているとか、必要書類が揃わないというようなイレギュラーケースにおいて、書類のアップロードができず、その書類のアップロードができないのゆえに予約までたどり着けないと言うことが起こってしまいます。(結構あります)
すべての人に対応するシステムを構築するのは難しいとは思います。
ですが、在名古屋ブラジル総領事館の管轄地域内だけで在日ブラジル人は122,000人(東京管轄内は約58,000 )と非常に多いですから、少しずつでも改善していかれることを望みたいと思います。
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