麻薬密売組織との銃撃戦が話題になったブラジルの警察組織について、
6年前に書いたブログ記事があったので、再掲載してみました。
ブラジルには「警察」と呼ばれる組織が3つあります。
その違いを意識したことはありませんでしたが、ふと気になったので調べてみました。
通な方はご存知かと思います。
Policia Federal, Policia Militar, Policia Civil
この3つの組織がありまして、それぞれ以下のようです。
1. 軍警察 治安の維持が主な役割。パトロールや警備など事件事故が起きないよう
事前に警備、警護をする。防犯カメラ、自転車や馬での警備をする。
法律上捜査は出来ないことになっているが、部分的に行われているのが
実際のところのよう
2. 民事警察 既に起きてしまった刑事事件の分析、捜査が主な役割
調査、尋問、不法行為の捜査をし裁判所へ犯罪の証拠を提出する。
管轄の州域内での犯罪を対象にすることから司法警察とも呼ばれる。
法律上軍警察の役割である警備は出来ないことになっているが、
実際のところ警備、警護は行われている。
3. 連邦警察 民事警察と役割はほぼ同じだが国家に属する組織のため、連邦政府に
関連する事件を担当するが、現状その区分けは薄れ、全ての事件について
捜査を行っているし、軍警察が行う警備的な役割も担う。
国境警備や出入国管理のほか、警備のための武器の売買も行う。
上記の警察の区分は連邦憲法にて制定されているものの、実際のところは
曖昧になってしまっている部分が多々ある。
エラー|NHK NEWS WEB