ブラジルパスポートの更新手続きについて

パスポートに関するお問い合わせや検索からこの記事にたどり着いてくださった皆様、ありがとうございます。

コロナ禍の前は、領事館に書類を持っていけばなんとかなっていたパスポートの申請ですが、コロナになって領事館での受付人数に制限ができるように、e-consularというオンライン申請・事前承認と予約のシステムが導入されてからは、それができなくなってしまいました。

さらに、申請書類や身分状況についての証明が整っていない場合には申請ができなくなっています。

具体的には

・日本で結婚したのに、婚姻届を領事館に出していない
・日本で離婚したのに、離婚の届出をブラジルにしていない

といったケースでは、まずそれらの手続きを済ませてからパスポートの申請をしなさい、という指示が入ってきます。

また、18歳以上の成人であれば「選挙権」に関する登録を、男性の場合にはさらに兵役の登録を済ませていなければ、パスポートの申請はできません。


最近はパスポートが有効でないと、結婚の際に必要となる「婚姻要件具備証明書」の発行や、帰化申請に必要な「国籍証明書」の発行が受けられないと言った、トラブルではないですが手続きが行き詰ることが多々起こっております。

なので日本で結婚や日本国籍への帰化を検討されていらっしゃる方は、とにかくまずご自身のパスポートが有効なのか、失効している場合にはパスポートの更新のために必要となる兵役と選挙関係の手続きを終えることを強くお勧めいたします。

e-consular とパスポート更新

4月も終わりが差し迫り、連休が間近となりましたね。

さて、

東京のブラジル領事館でも名古屋と同様に e-consular という
オンライン申請システムが導入されました。

コロナ禍でブラジル領事館は一気にデジタル化が進んだように思います。

東京、名古屋両方の領事館に行く機会がありますが、事前に領事館側も申請内容を把握していることもあって、受付から書類の受理、発行までとてもスムーズになりました。
また、待合室も密とならなくなりました。


一方で、イレギュラーパターンだったりポルトガル語を解せない方の場合には
一気にハードルが上がってしまったように思います。
いままで、困ってしまってとりあえず領事館へ、という方々のアクセスが非常に困難になったと言う印象です。

特に、パスポート更新は難儀ですね。

選挙関係(1)の書類や兵役関係(2)の書類が整わない場合には、予約画面まで進めません。

(1)4年に1度行われる大統領選挙はブラジル国籍者の義務として、義務履行あるいは事情による不履行の正当化証明がパスポート申請の際に必要です。
(2)18歳から45歳までの成人男子は兵役義務があります。兵役登録や免除申請をしていない場合には、パスポート更新手続きの前にそれらの手続きをする必要があります。

それらの案内はだいたい本国ブラジルのほうの省庁が管轄しており、日本語や英語の案内はありません。
また、
日本生まれの場合にはブラジルの身分証(RG)を持っていないケースが多く、その身分証がなければ手続きがやはり進まないという矛盾が生まれ、どうあがいても解決しないという無限ループに陥ってしまいます・・・ 

最近このようなお困りの方からのお問合せが非常に多くなりました。

ですが、
うちでも対処しきれない事のほうが多く、お力添えできず悔しい思いをすることが多々あります。
特に結婚や出産に関する手続きに関連する場合にはなんとかお力になれないものかと思うのですが、手続きの壁に阻まれてばかりなのです・・・