リオ五輪が近づいてまいりました。
リオデジャネイロ、という地名を聞くと思いだす曲があります。
「Planet Hemp」のゼロ・ヴィンチ・ウン(021)という曲。
曲のタイトルの由来はリオデジャネイロの電話の市外局番が021で始まることから。
ボーカルのマルセロD2(デドイス)は大麻の合法化を曲中で唱えるなどかなり
話題となる人物でした。
この曲、歌いだしは「リオ、絶望の街~」と始まります。
そして
怖いもの知らずのヤツラが住んでる。
目を見開け、ワルサをする奴は容赦しない。ハードコアだ。
ビーチでの地引網強盗(アハスタォン)なんて大したことない。
この街じゃ未成年が警官に虐殺されてる。それがリオ。
警察、コカイン、CV(ギャング団)・・・
サラエボなんてママゴトだ、ここはリオだぞ
と歌います。
サラエボが話題になった90年代初め、そしてCDが発売されたのが96年と
今から20年も前の話なのに、一向に治安は良くなる気配がないし、ファベーラも
内部抗争が減ったにせよドンパチやっていることに変わりがないし、強盗などの
犯罪も五輪期間は多くのメディアが報道しています。
Cidade Maravilhosa 美しい街リオデジャネイロの裏側は20年前とそれほど
変わっていないんだな という悲しい現実。