とても仲の良い、姉御肌の友人との昼食の時の会話を思い出しました。
『日本語とポルトガル語の両方を完璧に通訳できる人がいない』という話。
医療だ不動産だ、といった分野の専門用語を抜きにして、
ポルトガル語のニュアンスを最適な、かつ、素敵な?日本語を選択し
同時に日本語の微妙なニュアンスをポルトガル語で最適なフレーズに置き換える。
例えば Andar=歩く という言葉を文脈や話し手のキャラクターや地位、内容によって
歩む、とかCaminharにするとか、そういう一瞬の判断とセンス。
これができる人が居ない。私もなかなかできない。
日本語のネイティブであればどちらかと言えば日本語訳の方が得意になるし
日系人といったポルトガル語ネイティブであればその逆である。
10月はさまざまな通訳に触れる機会があり、その方々の訳し方を勉強させてもらった。
そして、いざ自分がやってみると想像していた以上に大変だという事もわかった。
これは日々精進するしかないな。と。
@日比谷