ブラジルの民放の和訳の一部が揃いました。
読めば読むほど奥が深い・・・
ブラジル新民法の和訳分は全文ではなく、家族法など在日ブラジル人の案件にある
程度対応できるような分野のみの和訳となっておりました。
それでも十分すぎるほどの内容です。
第1章 人の権利
第2章 財産権
第3章 安定同棲
第4章 後見と管財
第5章 家族権
特に第3章 UNIAO ESTAVEL は日本では事実婚に似た制度ながら、家族を構成する意図を以て
安定した同棲を形成した場合は家族団体として認められるなど、制度の違いが見えて面白いです。
また、平成11年に日本の民法が改正されてからは『後見』と言い換えられた
tutelaという単語は、和訳の段階では『禁治産』となっております。
あとは相続があれば、というところで終わっていました。
相続は自分で訳せよ、と課題が与えられたのかもしれません。
ポルトガル語も日本語も法律レベルで理解されていた今井先生、お会いしたかったです・・・