仕事とは全く関係のないことを書いてしまおう。
先日まで、さまざまな方からさまざまな相談を頂いた。
ビザに関することから会社設立や輸出入、婚姻に離婚、東京の観光スポットなどなど。
それら相談を受ける中で、その人がどういう環境に置かれているかを聞いたときに
ある先入観が生まれてしまっていた。
例えば
『日系ブラジル人、無職。在留資格の更新ができるか心配』
となれば、これだけ人材不足が叫ばれる今日においてなぜ仕事がないのか?と
先入観や偏見を抱いてしまった。
実際には社会的地位も、そして生涯困らない財産をもすでに築き上げているが故の「無職」だ、
ということを知った時に、いかに自分が色眼鏡で世の中を見ていたかを知り、恥ずかしくなった。
ところで、
「日本人はサッカーは上手くない」
ということは、いまだにサッカー王国ブラジルで言われていることなのかどうか。気になる。
日本人=〇〇 というステレオタイプなイメージはサッカーに限らず存在する。
しかしながらブラジルサッカー界においては、KAZUや前園といった日本人選手が活躍し、
また、日系人選手も活躍していることはすでに知られているとおりだ。
セルジオ越後氏やロドリゴ・タバタ、ペドロ・ケンといった選手が活躍し、数年前にはニコラス・カタヤマという
若い選手がヴェルディに移籍してきたこともある。
そんな日系人選手がまた一人出てきたようだ。
ちょっと前にクラブW杯で来日したコリンチャンスのU-17に所属するFabricio Oya選手だ。
ファブリシオ選手は先日のベロオリゾンテカップ決勝で2ゴールを挙げる活躍をし、さらなる注目を
浴びている。(リンク先の写真は、さわやかな16歳の青年にしか見えない)
近日中にはトップとの契約を控えているとの情報もあるが、すごいのはすでにマンチェスターUと
リバプールが接触してきているとのこと。
コリンチャンスは5年間の契約を結んで至宝を手放さないよう画策しており、そのために
ロビーニョやカカ、そしてネイマールの代理人を務めるWagner Ribeiro氏が代理人として仲介し
プロ契約の際にはネイマールが16歳の時にサントスと結んだ契約を参考に契約書が作られるとしている。
ちなみに彼曰く
『カカのようなダイナミックな推進力と、ネイマールのようなキックセンスを持ち合わせている賢い選手』
以前、海外の日系人選手を日本代表に、なんていう特集を見たことがある。
アメリカやアイルランドだったかな?そういったところのハーフの選手の紹介があった。
彼の名もいずれそういうところで目にするかも知れない。
日系人なのに、とか、まだ16歳なのに、という先入観を込めた言葉を使わずに
純粋な一人の若いタレントがまた一人誕生し、世界のサッカー界を席巻する
そういう想いで彼を応援したい。
そう思ったのでした。
Fabricio Oyaくんのツイッターはこちら →https://twitter.com/_Fabriciooya
インスタグラムもありました →https://instagram.com/fabriciooya_/