ブラジルパスポートの更新手続きについて

パスポートに関するお問い合わせや検索からこの記事にたどり着いてくださった皆様、ありがとうございます。

コロナ禍の前は、領事館に書類を持っていけばなんとかなっていたパスポートの申請ですが、コロナになって領事館での受付人数に制限ができるように、e-consularというオンライン申請・事前承認と予約のシステムが導入されてからは、それができなくなってしまいました。

さらに、申請書類や身分状況についての証明が整っていない場合には申請ができなくなっています。

具体的には

・日本で結婚したのに、婚姻届を領事館に出していない
・日本で離婚したのに、離婚の届出をブラジルにしていない

といったケースでは、まずそれらの手続きを済ませてからパスポートの申請をしなさい、という指示が入ってきます。

また、18歳以上の成人であれば「選挙権」に関する登録を、男性の場合にはさらに兵役の登録を済ませていなければ、パスポートの申請はできません。


最近はパスポートが有効でないと、結婚の際に必要となる「婚姻要件具備証明書」の発行や、帰化申請に必要な「国籍証明書」の発行が受けられないと言った、トラブルではないですが手続きが行き詰ることが多々起こっております。

なので日本で結婚や日本国籍への帰化を検討されていらっしゃる方は、とにかくまずご自身のパスポートが有効なのか、失効している場合にはパスポートの更新のために必要となる兵役と選挙関係の手続きを終えることを強くお勧めいたします。

大統領選挙【2022】決選投票へ

決選投票へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN060530W2A001C2000000/

ブラジル大統領選の各種世論調査、ルラ氏大勝との見誤りに波紋拡大

https://jp.reuters.com/article/brazil-election-polling-idJPKBN2QZ05W

10月30日(日)に再び投票が行われます。

時間と場所はほぼ同じところのようですが、それぞれの領事館の案内を確認してみてください。

1回目の投票と、報道の世論調査からはルーラが当選するような感じですが、どうなることやらですね。

毎回選挙の様子を見ていて思うのは、結構SNSなどで自身が応援する候補への投票をアピールし、他候補の非難をする投稿が多くなること。
なかなか日本では見られないですよね。

連邦警察と州警察の警察証明書

2019年12月追記
現在は連邦警察、民事警察、双方の無犯罪証明書は
ほぼどの州でもオンラインでの発行が可能となったようです。

無犯罪証明書。
ポルトガル語でAntecedentes Criminais などと訳され、
定住者の在留資格で日本にいるブラジル人が査証申請や更新をする際に
提出を求められる書類の一つのようである。

昔はどうやって手配していたのだろう。
ブラジルにいる親族や友人に依頼していたのだろうか・・・

便利な世の中となった今、無犯罪証明書となるこの書類はブラジルの
連邦警察のサイトを通じて申請をすることが出来るようになった模様。

ブラジルには連邦警察のほか、民事警察なるPolicia Civilもあるためか、
入管のサイトの必要書類には

<提出するもの> ブラジル
ブラジル連邦警察(POLICIA FEDERAL)及び居住していた州の
民事警察(POLICIA CIVIL)などの発行する犯罪経歴証明書

とあるため、民事警察についても手配する必要が出てくる。

民事警察については各州のPolicia Civilのサイト内からやはり証明書を
申請することになる。

ブラジル各州の警察サイトを見てみたがやはりサンパウロ近辺の州は
インフラが整備されているのか、しっかりと申請できるようだった。

意外だったのは日系人が多いパラナ州の民事警察のサイトを通じて
申請することができなかったこと。

検索が足りなかったのか、見落としたのか。いずれにせよちょっと
苦戦したのは確かだ。 あるのかなぁ・・・

ブラジルのパスポート取得には何が必要なんですか?

っていう、お問い合わせがありました。

そこから!?

って一瞬思ってしまったんですが、いろいろと話しをうかがうと、必要書類自体は見たけれど、いったいなんのことかさっぱりわかんない、っていうことでした。

無理もないと思います。
特に、ブラジルでの居住歴のない方にとっては、イミフな書類ばかりですからね。
私にとってもそうです。私、日本国籍でブラジルパスポートは持っていないですが
ここ10年くらいずっとこういう件に関わっているので、理解はしているつもりです。

まずは領事館サイトを見てみてください。

在東京ブラジル領事館のパスポートに関する案内はこちらですhttp://cgtoquio.itamaraty.gov.br/ja/rrrrrrrrrr.xml

在名古屋ブラジル総領事館のパスポート案内はこちら
http://nagoia.itamaraty.gov.br/ja/rrrrr(rrrrrr).xml

つまづくのは
1.兵役証明書
2.選挙関係の証明書
3.出生/婚姻証明書 です

仕方ないです。だって、日本に住んでいたら何ら関係のない話のように聞こえますもん。

1.兵役証明 は、18歳から45歳までの男性には義務となっているブラジルの徴兵制度への登録の証明書になります。同時に、ブラジル国外に住んでいる場合には兵役が免除されるので、免除申請も済んでいる必要があります。 
済んでいない場合には、まずこの手続きを済ませないと、という話になります。

2.ブラジル国外に住んでいるブラジル国籍の方は、4年に1度行われる大統領選挙に投票する必要があります。投票済の証明がないとパスポート申請ができません。 
 

ここで必要になるのは、選挙人であるという登録が済んでいること。
登録済みの場合には選挙人としての番号が与えられています。
無い場合にはまず登録をする必要があります。
続いて、選挙で投票をしていない場合などは、罰金を払うか、投票に行けなかった事情を送信する必要があるようです。
これらの手続きを済ませて、選挙人としての状況が「正常」である証明書がないとパスポート申請までこぎつけることができません。ハードル高いですよね・・・

ちなみに、1.2.両方の手続きとも、ブラジル国籍者であれば義務です。
日本に住んでいるからとかそういうことはなく、義務なんです。 

3.最後は出生証明書です。 結婚している方の場合には婚姻証明書が必要です。
 出生証明書については、ご両親に聞いてみてください。 

日本に長く住んでいてパスポートを使う機会がないからとパスポート更新を怠っている方が増えているようですが、パスポートが唯一国籍を証明する書類となっているケースにおいて、パスポートの有効期限が切れているせいで就職できなかったり、いろいろな不具合があるという方のご相談が増えております。

ぜひこの機会に、改めてパスポートの状況をご確認ください。

ポルトガル語の辞書のススメ

ポルトガル語辞典を使うことを学習の際にはお勧めしています

「学習」なので、勉強するぞ、という意識でポルトガル語と
向き合うときの話になります。

もっとも、長文や新聞記事などの内容を素早く理解するためには
Google翻訳や電子辞書などでパッと引くことが効率もいいです。
かさばらず荷物にもならないので最適ですよね

私が辞書をお勧めする理由は二つ

一つは単語を調べたことで、その前後あるいはそのページ、
しいては見開きのページにある多くの単語との出会いがあり、
そこから学ぶことも非常に多いということ。

自分が使用している白水社のポルトガル語辞典は使い込んで
現在は2冊目になりましたが、辞典をしようすることで単語の意味に加え
慣用表現も目に入ってきますので、一つの単語を調べるだけでとても
多くの単語や表現と出会えることができます。

そしてもう一つは単語の右側に発音記号が出てくることで
正確な発音を学習することができるということです。

これは Google など単語の意味を単純に調べただけでは
たどり着けない情報だと思っています。

発音について、例を二つあげたいと思います

ひとつは「彼 彼女」を意味するELEとELA
そしてもう一つはオレンジを意味するLARANJA

これを例にご紹介したいと思います。

ELEとELA それぞれの意味は理解したうえで、使っていますよね

では
それぞれの単語を辞典で見てみると、もちろん彼//彼女と出てきますが
その隣の発音記号、見てみてください。

実は語頭のEの音は閉口音のE、つまり口をあまり開けないいEに対して
ELAのEは開口音のEなのです。

この微妙な発音の違いを理解したうえで、正確に発音として表現できると
ボサノバでもサンバでもカポエイラでも、もちろん日常の会話でも
地震の発音するポルトガル語がますますネイティブに近い音に
聞こえてくるはずです。

もう一つの例を

同様に、ちょっと日本人には発音が難しいとされる(と私が考えている)
オレンジを意味するラランジャがあります

この一単語には、ポルトガル語の発音のうちでも比較的難しいとされる
エッセンスがたくさん詰まっていると思っております。

まず語頭の L とその次の Rの発音の違い。
そして 一番最後のJA、これも日本語の「ジャ」の音よりも少し空気の抜ける
発音です。
さらに L の次のAそして R の次の A
この二つは同じAでも音が異なるなのです。

鼻母音という存在

最初の A は普通の A に対して R の次にくるAは、Nを後ろに伴う為、
「鼻母音」になります。

このAは、鼻に空気を少し通して発音するAで、カタカナ表現では「アン」と
書かれるようなイメージの音です。

この鼻母音はポルトガル語にある独特の発音で、この音をいかに上手に
発音できるかが、ポルトガル語を上手に話せるかどうかの分岐点になるのでは
と思っております。

いかがでしょうか

発音記号、こだわっているとわかんなくなって嫌になるかもしれません。
ですが、意識しなくとも十分に通用します。

あくまでポルトガル語がある程度話せるようになって、伸びしろがないなあ、とか
最近はあまりポルトガル語が伸びていないなあ、と感じた時には
一度自分の知っている単語をひたすら辞書で発音を調べ、微妙な違いを認識し
意識して発音の練習をしてみることで、さらにネイティブに近い発音に近づけるかと
思っております。

是非辞書(電子辞書でもOKですので)をお手元にとって発音記号を
確認してみてください