パスポートに関するお問い合わせや検索からこの記事にたどり着いてくださった皆様、ありがとうございます。
コロナ禍の前は、領事館に書類を持っていけばなんとかなっていたパスポートの申請ですが、コロナになって領事館での受付人数に制限ができるように、e-consularというオンライン申請・事前承認と予約のシステムが導入されてからは、それができなくなってしまいました。
さらに、申請書類や身分状況についての証明が整っていない場合には申請ができなくなっています。
具体的には
・日本で結婚したのに、婚姻届を領事館に出していない
・日本で離婚したのに、離婚の届出をブラジルにしていない
といったケースでは、まずそれらの手続きを済ませてからパスポートの申請をしなさい、という指示が入ってきます。
また、18歳以上の成人であれば「選挙権」に関する登録を、男性の場合にはさらに兵役の登録を済ませていなければ、パスポートの申請はできません。
最近はパスポートが有効でないと、結婚の際に必要となる「婚姻要件具備証明書」の発行や、帰化申請に必要な「国籍証明書」の発行が受けられないと言った、トラブルではないですが手続きが行き詰ることが多々起こっております。
なので日本で結婚や日本国籍への帰化を検討されていらっしゃる方は、とにかくまずご自身のパスポートが有効なのか、失効している場合にはパスポートの更新のために必要となる兵役と選挙関係の手続きを終えることを強くお勧めいたします。
コメント